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二つの国立公園をのぞむ 本格的ユニットケア型病院 |
理事長・病院長
豊増省三 |
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平成1年10月に新しい老人医療を実践するために開設された釧路北病院は、平成16年5月に夕秀の里に新築移転しました。新病院も全体が療養病棟です。1フロア1病棟、12室を1単位とするユニットケア方式の病棟で、5ユニットで1病棟を形成しています。病院の病棟数は4ですので、病院全体では20ユニットとなります。
病院にはユニットケアの施設基準が存在していませんので、平成15年6月に公示された特別養護老人ホームのユニットケアの施設基準(新型特養、小規模生活単位型特養)を参考に、面積基準以外の項目は全て網羅して、病院版ユニットケアの基準を試考し、それに基づいて新病院を建築しました。これを私は「新型療養病棟」と称しています。
この「新型療養病棟」の療養環境は、「看護・介護の質」向上にとって良好な成果を上げています。当院の療養病棟のハード、ソフトがユニットケア型病棟のモデルの一つになれば幸いです。
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